October 10, 2006

水煙

先日書いた記事の通り、エロバトン受け取りましたので書きました。

バトン受領元は→こちらの記事
バトン申送先は→こちらのブログ

エロですので、読みたくない人はこのままスルーしてください。

床が、濡れて、いる。
もう30分ほどになるだろうか。玄関の三和土で、ヤマザキは待機の姿勢で待っている。四肢をぺたりとコンクリートにつけた四つんばいの体勢。年の割に白髪の目立つうなだれた頭から雫がまた一つ床に落ちる。
土砂降りの中、納品先回りでずぶ濡れになった吊しの背広が線の崩れたヤマザキの躰に張り付いて黄色い明かりの下テカテカと光る。肉のたっぷりと載ったなだらかな曲面の上に青みのかった鉛色の膜が張り付くのをみると、寄生虫で脳をやられて浜辺に打ち上げられたイルカを思い出した。この妻子持ちの四十男もある意味同じような物だろう。

クロームの傘立てに引っかけてある、靴べらを手に取ると四つんばいのまま頭を床にこすりつけ尻を心持ち持ち上げた。
後ろに立ち、テニスラケットの要領で靴べらを高く持ち上げて背中を少し反らす。半呼吸おいて一気に振り下ろすと滑稽なほど心地よく張りつめた音を尻肉が奏でる。
すみません。もれ、漏れます。とヤマザキがうわずった声で呻いた。
睾丸のあたりを軽く足で小突くと、生暖かい湯気とともにズボンの布地を通して小便が床にしたたる。何漏らしてんだよと脇腹にけりを入れ、仰向けに転がすとヤマザキの瞳と眼が合う。焦点の合わない瞳は嵐の空のように暗く、鈍く曇る。雨は少し強くなったようだ。壁の時計は10時を少し回ったところ。あと一時間もすれば、この男は郊外へ向かう終電を目指して一目散に走っていく。西洋かぶれの偏執狂が正気の沙汰とは思えないような手垢塗れの外来語をこねくり回して名付けたどこの言葉ともわからない名前を持つ豚小屋へと。

降り続く雨は明日には上がるだろうと、テレビが人ごとの様に喋るのがどうしようもなく癇に障る。

濡れて透けたワイシャツ越しに勃起した乳首をクリップで挟む。情けなくも甘えた声を出してヤマザキが躰をよじる。気分だしてんじゃねえよ。毒づきながら足でズボンごと性器を踏みつける。衝動のままにもっと、もっと激しく。
腰を突き上げながらイキそうだとヤマザキが叫ぶ。快楽と苦痛の間でゆがむその顔がいっそう気にくわない。顔の上にまたがり、口を開けさせて、ゆっくりと放尿した。むせながらも尿道から迸る液体を残さず飲み干そうとする様は乳飲み子にも似て、慈しむという感情のまねごとをしている気になる。もう一度股間を踏み軽く嬲るとあっけなく射精した。

後片付けをやらせて、ベランダに出てみた。雨はまだ降り続いている。遠くに家々の明かりが見える、様な気がするが煙ってぼやけてしまう。でも確実にそれは存在する。雨が上がり明るい朝が訪れたときにははっきりと浮かび上がる。ちょうどこの夜がなかったことになるのと等価に。
明日、雨は上がるのだろう。

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October 06, 2006

【業務連絡】近日、エロを書くことになりました

関係乙女各位

なんかいろいろあって(詳細はリンク先参照)リレーでエロ小説(もしくはコラム)書くことになりました。
この「指の記憶」というカテゴリに、それが載っていきますのでご承知おきのほどよろしく。
(アップ時には一応「続きを読む」リンクで全文表示されるようにしておきます。読みたくない人はそのままスルーで御対応の程。)

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