August 08, 2008

オリンピック開会式はハイビジョンで。嘘だけど。

すみません。私、全くオリンピックには興味がないとですよ。
でも、まぁせっかくハイビジョンテレビ様がうちに鎮座ましましてるわけだし、「地上波デジタルよりもビットレートが高くて高画質」といわれるNHKのBSデジタルはいびじょーんで開会式だけでも見てみようと思ったわけですが。
Test
これって、大気汚染にかけたNHKなりのメタ表現?
でも大量消費イズム満載で食傷気味のお祭り騒ぎよりもこっちの方が今の人類にはある意味大事だと思うのでNHKは正しいことをやったのかも。今回は視聴料払う気になったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

November 27, 2006

甘い。が、ほろ苦い「プラダを着た悪魔」

ミーハー魂がうずいて、見て参りましたことよ。「プラダを着た悪魔
硬派ジャーナリズム志望・ファッションセンス皆無の主人公が、ファッション雑誌の社長アシスタントのポジションに潜り込み敏腕ワンマン社長の無理難題に振り回されるも、気合いと根性でめきめき頭角を現しファッションセンスも磨かれてハッピーに‥という話かと思ってたら、結構裏切られました。
表層的な部分だけ見ればそういう風に取られかねない部分もあるけれど、「何かを得るためには何かを手放さなければならない。人生はその選択の連続である」という事実の例示をこれでもかこれでもかと繰り返すのがこの映画の本質だと思う。
それは友人であったり、恋人であったり、自分の良心であったりと様々だけど、同僚を裏切る形でのし上がる羽目になった主人公が最後に選んだものを正しいかどうかは誰にも決めることは出来ない。選択の積み重ねがその人の生き様なのだから。
甘く感じるか、ほろ苦く感じるかで観客の方向性がわかるリトマス試験紙的な映画。
でも、わるかないよ。120ローレライ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

June 20, 2006

ジャスミンの花開く(東洋一の馬車馬女優が花開く)

ジャスミンの花開く」を見てきましたよ。上海租界時代に生きた映画女優を夢見る「茉」、文革の時代に共産党員にあこがれ若くして工場労働者の家庭に嫁いだ「莉」、80年代に日本に留学する学生と結婚し、彼の帰りを待つ「花」の三代の女性をチャンツィー女史が演じる三部構成の作品です。
3人が3人とも、分別のつかない恋の相手に自分の人生を捧げようとしますがその結果は全て愛しい人の裏切りや自殺という結果に終わります。とくに文化大革命の薄っぺらい労働者賛美の風潮と現実のギャップに翻弄されて莉が自滅する第二部は国家の幻想に個人が潰される救いのない話です。
と書くと、「男(国家)の身勝手な理屈に振り回されて不幸になる女の三代記」という話になりますが、第三部で花が夫の心変わりを知った上であえて私生児を産む決断をするところで物語は大きく転回します。嵐の夜、タクシーもなく誰もいない路上で破水した花は雷雨の中消火栓につかまりながら自力で出産することを決めます。その瞬間、花は初めて他人の決めた理屈を介在せずに自己の感覚だけで世界に対峙することになるのです。
時が移り成長した娘と二人で新居に越してきた花が、幸せそうに遊ぶ「理想的な」家族を眼にしたところで物語は終わります。それは、花だけでなく母親の莉も望んで手に入らなかった幸せの形です。花の顔は泣いているようにも笑っているようにもとれます。
その人生は100%幸せとはいえないかもしれません。だけど幸せの形は自分で選ぶことが出来るのです。

カメラマン畑の監督の織りなす詩情あふれる映像は必見。東洋一仕事を選ばない馬車馬女優ことチャンツィー女史は時流に乗ってメガネっ娘披露。芸域の広さに感銘。(ちなみに西洋一の馬車馬女優はいまのところニコールキッドマン)800ローレライ

| | コメント (2) | トラックバック (1)

June 19, 2006

嫌われ松子の一生(中谷女史の中谷女史による中谷女史のための娯楽大作)

書くのが遅くなりましたが「嫌われ松子の一生」見てきましたよ。金曜日の遅い時間だったので(終映2350)それほど込んではいませんでしたが周囲は外泊前提のカップル濃度が高くて原作を読んでいる立場としては若人の明るい未来予想図に影が差すのではないかといらぬ心配をしてしまいました。

厳しい現実と幻想的なミュージカル部分をザッピングしながら進んでいく展開は一見荒唐無稽に思えるけれど、現実が辛かったときに空想の世界に避難した自分の実体験がオーバーラップして、松子の人生が他人事に思えません。
確かにあのときもあのときもあのときも脳内にすてきな音楽が流れていたような。(どんなときかを書くと瑠璃子さんあたり首くくりそうなので略)
乙女たるもの、ひもじくても悲しくてもお月様の下、歌を歌いつつ自分をだまして勢いで生きていきましょう。大丈夫明日は今日よりもきっといい日になるわ。涙は人生を楽しむためのアクセント。
中谷女史が美しくて700ローレライ。ようやく邦画の特撮がハリウッド映画水準に追いついたと思える映像美も注目。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

April 10, 2006

プロデューサーズはおねぃさん必見のこと

「プロデューサーズ」見てきましたよ。ポスターが地味なのであんまり期待していなかったのですが、ふたを開けたらとんでもない映画だったので驚愕ですよ。
ダメなプロデューサーとダメな会計士がダメな脚本とダメな演出とダメな役者を集めてダメなミュージカルをやろうとする映画というのが(一応)大筋。
冒頭部分でぬるいコントをちんたらやってて正直心配だったのだけど、脚本の上演権をもらいにいった主人公の二人がナチの残党にヒトラー総統への誠意を見せろと迫られてズボンをたくし上げて毛ずねを見せながらビルの屋上で伝書鳩に囲まれ男三人でアルプス一万尺を歌い踊るシーン(私は薬も酒もやってません)からどんどんいい感じに狂っていって脱線したままブレーキなしで終着駅につっこみ乗客駅員全員死亡的なテンションでエンドロールまでひた走ります。
「シカゴ」がオネェさん3人(ギア含む)のあばずれをんな番外地キャットファイト(泥レス)のおもしろさと映像美で見せるのに対して、こちらはおバカなテンションの盛り上がりと歌と踊りの直球勝負。
主役のマシュー・ブロデリックについて「ステップフォードワイフでニコールのダメ亭主をやった人」という認識しか持っていなかったところ、歌唱パートがめちゃめちゃうまいのでビックリ。実は主役二人はブロードウェイでも主役をやっていたとのことで納得。
ユマ・サーマンが「気だてはいいけどおつむが弱いスウェーデン美人」のウーラをやってますがこの役がまたおいしい。代名詞を知らない文法でしゃべるのだけど「ウーラ、レオ好き。レオ、ウーラ好きか?」「(事務所を整理して)せとーん(整頓の意)した」等々くまっぽさ爆発(字幕よりはオリジナルのしゃべりの方が楽しい)。登場時の客をなめてるパンチラ大放出ダンスも要注目。

評価:200ローレライ。(そろそろ次の単位を考えないとね。「1俺は」とか)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

March 20, 2006

ステップ ステップ ステップ

人から何か映画を見に行こうといわれて、特にジャンルの指定がなかったのでドキュメンタリーものの「ステップ ステップ ステップ」を見に行ったですよ。
サンダンスがらみに外れはないと確信した一本。
ダンスのコンテストに向けて練習するニューヨークの小学生の群像をとつとつと描いていくだけの映画なので、スペクタコーもアクショーンもバーイオレンスもないですが、登場人物の言葉の一つ一つに多文化国家のアメリカが透けて見える。宗教の戒律で踊れない子、よその国からやってきて英語がしゃべれない子、「ドラッグを売らないまじめな人と結婚したい」と夢見る子。
いろいろな形の思いやエゴが交錯して世界は変わり続けていく。
温室のようなこの国でボーダレスという言葉がもてはやされて久しいけれど、文化の多様性を受け入れないといけない状況はそのうちこの国にも押し寄せるのかもしれない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

January 23, 2006

フライトプラン

この間フライトプランを先行上映で見てきましたのことよ。
話の筋はジョディーフォスター演じる飛行機エンジニアがベルリンで夫と死別。残された一人娘とアメリカの実家に帰る機内で娘が突如失踪、密室の機内の中で娘を探して半狂乱というもの。
機内の人たちはだれも娘を見ていないと、味方にならず、『くるっているのは私?』と危うい精神状態になりながら髪振り乱して機内を暴れまわるジョディーが次に何をやらかすのか不安で目が離せません。
犯罪者が主人公を追い詰めるのではなく、主人公が観客を追い詰めるというある意味斬新なサスペンス。
120ローレライ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

August 11, 2005

アイランドみてきました&シネマバトン消化

というわけで、「アイランド」を見て来ましたですよ。「パールハーバー」、「アルマゲドン」とお金と宣伝費をふんだんに投入した八リウッドならでのすんごい作品(出来は別にして)の監督だったというのは見終った後に気付いたのでした。いわれなきゃわかりませんてっつーかこんなのが作れるならいままでのあれはなんだったの…
末来SFものですが、あまり浮世離れしていない程度の未来描写で好感がもてました。SF映画というとどうしても郊外に向かう高速道路の路傍にあるラブホテルやパチンコ屋の様に「わざわざお金を費して美意識のチープさ加減を世にあまねく知らしめる」図式が目に浮かびますが(これが嫌で私はあのSF大作を見に行けないということが最近わかりました。他の人はどうだかわかりませんが私の趣味には合わない様です。AIはいい映画だと思いますが。)
美術スタッフが細部まで地に足のついたまっとうな美意識のもとにつくりこんでいる。工場内の白を基調にした場面でも北欧風にあつらえたデザイナー宅の階段ひとつにしても。
宇宙の危機を救うでもなく、地球の存亡がかかっているわけでもなく、ただ生きていたいだけの弱者の逃避行を描いた作品だからこそ素直に感情移入してみることができたのだと思います。
とはいえハリウッド映画なので爆発シーンはふんだんにもりこまれておりますよ。そう意味では非常にアメリカンムービーなのですけど命について考えさせられるという面においては先日みた「空を飛ぶ夢」と対をなすようなテーマ性をもってしまったのは皮肉な事ですね。
すごくよかったので300ローレライ。

以前瑠璃子さんからバトンもらいっぱなしになってたんでほかの質問に対しての記述を追加。

・購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?
映画は映画館でみるようにしていますのでDVDは持っていません。
録画した本数は3~5本くらい。

・いま面白い映画はなにか?
最後にみた「アイランド」と何度も見返す「シカゴ」

・よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる
コメントは略させて。興味があったらみてね。
CAMP

ひみつの花園

ロシュフォールの恋人たち

地下鉄のザジ

恍惚

あと「裸足のピクニック」「エンジェルダスト」「バグダッドカフェ」「オールアバウトマイマザー」「やさしい嘘」「カレンダーガール」「エイリアン2」「2001年宇宙の旅」「セックスと嘘とビデオテープ」「アメリ」「ニューシネマパラダイス」「AI」「オーブラザー」「トットチャンネル」「恋は邪魔者」「キャッチミーイフユーキャン」「フライドグリーントマト」「トリコロール/青の愛」「サイドウェイ」「ステップフォードワイフ」「ドッジボール」「ビッグビジネス」「デンジャラスビューティ」「ビューティフル」「食神」「ウーマンオントップ」
アニメだと「攻殻機動隊」「千年女優」「魔女の宅急便」「眠れる森の美女」オリジナルビデオだけど「ROD(Read or Die)」も好き。


| | コメント (12) | トラックバック (0)

May 29, 2005

オペレッタ狸御殿

オペレッタ狸御殿見てきましたよ。全編通して36.5度で半身浴しているようなぬるさを感じさせつつ、次から次へと観客の予想を裏切る場面の連続。チープな背景かと思わせつつ実は高度なCG。ぬるいけど退屈できないという非常にアンビヴァレンスな作品です。マジックマッシュルームを食べるとこんな感じの幻覚が見えるのではないかと思いましたことよ。帰り際は車の運転は控えるが吉。
ややもすれば昭和の歌姫・美空ひばりがCGでデジタル出演することが目玉に取り上げられそうなネタですが、実際にはそこのシーンにいたるまでに脳天にアイスピックを刺されるようなインパクトシーンが延々と続くのでいざひばり先生が歌いながら出てきても「あ〜久しぶりに映画出演されたのね」と墓場からの蘇生くらいは当然のこととして受け止められます。
歌舞伎や能から来たような動きや演劇的な表現(例えば刀でさして血が出ていなくても、場の枠組み的には出血多量で死ぬことになる)が随所に見られたので見るほうにも作り主の伝えたい観念を理解する姿勢が求められる。見終わった後しばらくしてこのカオス感は「薔薇の葬列」に通じるのではと。
音楽・歌唱に関しては満点。ビューティーディレクターの先生は何をディレクションしたのか不明。
役的に一番おいしかったのは山本太郎と由紀さおりでは。うっかりハチベエの歌声にも要注目。
D嬢と合議の上100ローレライ(ただし3シベリア)
☆1ローレライ=1ハウル=1イージス(たぶん)=0.01ローレン
☆シベリア→シベリア超特急シリーズを1回見たときのトンデモ感を基準とした尺度

| | コメント (1) | トラックバック (9)

February 15, 2005

タッチ・オブ・スパイス

Bunkamuraにてタッチ・オブ・スパイスを観賞。
トルコに住んでいたギリシャ移民の少年が戦争の為に祖父や幼なじみの少女と離れ離れになって…という話をおいしそうな料理とスパイスが彩っていく。
人生には悲しいことも苦しいこともあるけれど、それでも新しい日はやってきて。私たちは何かを食べて生きていかなくてはならない。悲しくもありおかしくもある人生に深みを与えるスパイスは何だろう。
公式サイトはこちら

| | コメント (1) | トラックバック (2)

ステップフォードワイフ

ステップフォードワイフを観賞。
セットから小道具からファッションからすべて60年代のオールドアメリカっぽいわざとらしさ満載で感激。
バービー人形のドールハウスのような世界で繰り広げられる善男善女の夫婦生活の裏側は?というコメディ。
「健全な模範的アメリカ市民」のグロテクスさをちょっぴりコミカルに風刺。
ベッドミドラーに負けてなるものかとニコールキッドマンがコメディエンヌに体当たりして大成功。
芸風が広がってよかったね。ちなみにニコールは「奥様は魔女」のリメイクもやるようで。

公式サイトはこちら。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

February 02, 2005

TAXI NYとオーシャンズ12

最近見た映画の感想。

TAXI NY→主役がシカゴで女刑務所長をやったクイーンラティファということだけで見に行く。ラティファねえさんの魔女っぷりと対するブラジル美女マフィア軍団のビッチぶりがいい感じ。
こんなに面白いコメディなのに、宣伝が今一つなのが玉に瑕。ラティファねぇさんの顔をなぜポスターに出さん。

オーシャンズ12→映像センスはおしゃれ。内容はシベリア超特急。

どっちかといったらTAXI NY。

(業務連絡)ステップフォードワイフとタッチオブスパイスが2/5から!

| | コメント (6) | トラックバック (2)