>

« 再び・人生ハイ&ロー的な感じで | トップページ | 裏庭 »

December 01, 2008

馬場卓也先生著・真田十勇姫(第三巻)を読んでみた【手紙形式】

馬場卓也先生著、真田十勇姫! 散之巻 (GA文庫)を読みました。

 夢見る天才少女パペットマスター・ジョディは街で噂のアバンギャルドなファッションリーダー!人肉嗜好の使い魔羊・レクターと沈黙のマジックニードルで恋の悩みを解決しちゃうゾ☆今回の依頼主は同級生のBOYと思いを遂げたいSHY-BOYのイケメン・ケイスケ君…ってなに?これって凸と凸!?ってことは二本ズ…ダメダメ!!ここから先は男子禁制の乙女ドリームランドDAZO★恋の呪文はカニバル・カニバル・ハンニバル☆

という話ではないのでご安心下さい。

 正しい内容はご自身でお読みになって確認された方がよろしいかと。  ※あらすじからはみ出した所におもしろさがある作家さんなので、特に。  

 というわけで、前回に引き続き感想文は手紙形式で。

前略

 一気に読み終えた後で、もう一度ゆっくり読み直したのですが終わりに近づくのが勿体なく、時々前に戻ったりしてようやく読み終えました。

 各キャラクターの角がますます立ってきて、爆走妄想ガールことジョディが参入、ドタバタコメディとしてかなりいい感じになってきたところで最終巻というのは、とても名残惜しいです。ラブは?と言われるとあれ?という感じですが、やっぱり、強みは大立ち回りとギャグだと思うのです。

 ラブ的なところだと感情では「え?やっぱりマキなの?なんで?」という思いが先に立ちますが、エピローグのことを考えるとやっぱりそうなる必要があると理性で納得しているところです。自分の目線から見るとマキはブラックボックスで今ひとつピンと来ないのですが、( DVD事件の直後にあっさり温泉承諾する辺りで強く感じました。間に、マシラがマキに取りなすシーンを入れたり、逡巡しても良かったような気がします)この年頃の恋ってやっぱりそうなんでしょうか。

 ジョディの暴走も素敵でしたが(ちなみに彼女の妄想シーンの脳内BGMは畑中葉子の「もっと動いて」でした)、エピローグのマシラが一番いいですね。やっぱりいい子です。シチュエーション的に身につまされることもあるので彼女は読んでいて思い入れがありました。

 回を増すごとにどんどん読みやすくなったと思います。ただ、地の文の文末が「た」で簡潔に終わる頻度が自分の読んでいる他の文章に比べると多いようにも感じられます。頭の中で音に直したときにちょっと単調に響くのですが、これはライトノベルの様式なのか、どうなのかとちょっと考えさせられました。例えば「エピローグ」よりは「エピローグもう一つ」の方がリズムのバランスが上手くとれていると思うのですがいかがでしょうか?

 いろいろかきましたが、これで終わりというのは仕方ないこととはいえ淋しいですね。以前にも書きましたがこうなったら新作の余白にミカン汁で続きを印刷していただくあぶり出し仕様にするか、原稿が印刷所に回るタイミングで中身をすり替えるか、文末から逆順に読むと真の内容がわかるようになるかのいずれかで続きを読めればと思っています。

(単純に実力行使という案もありますが、赤坂の辺りは国会や首相官邸が近いこともあり常駐しているお巡りさんの数が多いので難しいかと…)

 それは無理としてもまた、いつかこの世界を楽しむ機会があればと一読者として願っています。面白い作品をありがとうございました。

P.S.

184P、「パンツ」ではなく「パンティ」ではないかと思いますがいかがでしょうか。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76055/43283760

この記事へのトラックバック一覧です: 馬場卓也先生著・真田十勇姫(第三巻)を読んでみた【手紙形式】:

コメント

コメントを書く
内容確認のため掲載に時間がかかります:私の気にくわないコメントは掲載されません)