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May 29, 2005

オペレッタ狸御殿

オペレッタ狸御殿見てきましたよ。全編通して36.5度で半身浴しているようなぬるさを感じさせつつ、次から次へと観客の予想を裏切る場面の連続。チープな背景かと思わせつつ実は高度なCG。ぬるいけど退屈できないという非常にアンビヴァレンスな作品です。マジックマッシュルームを食べるとこんな感じの幻覚が見えるのではないかと思いましたことよ。帰り際は車の運転は控えるが吉。
ややもすれば昭和の歌姫・美空ひばりがCGでデジタル出演することが目玉に取り上げられそうなネタですが、実際にはそこのシーンにいたるまでに脳天にアイスピックを刺されるようなインパクトシーンが延々と続くのでいざひばり先生が歌いながら出てきても「あ〜久しぶりに映画出演されたのね」と墓場からの蘇生くらいは当然のこととして受け止められます。
歌舞伎や能から来たような動きや演劇的な表現(例えば刀でさして血が出ていなくても、場の枠組み的には出血多量で死ぬことになる)が随所に見られたので見るほうにも作り主の伝えたい観念を理解する姿勢が求められる。見終わった後しばらくしてこのカオス感は「薔薇の葬列」に通じるのではと。
音楽・歌唱に関しては満点。ビューティーディレクターの先生は何をディレクションしたのか不明。
役的に一番おいしかったのは山本太郎と由紀さおりでは。うっかりハチベエの歌声にも要注目。
D嬢と合議の上100ローレライ(ただし3シベリア)
☆1ローレライ=1ハウル=1イージス(たぶん)=0.01ローレン
☆シベリア→シベリア超特急シリーズを1回見たときのトンデモ感を基準とした尺度

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投稿者: D (May 29, 2005 12:48:27 PM)

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